日 時:令和6年12月19日(木) 9:00~12:10(①~④限目)
場 所:八幡浜工業高校 第1教棟2階 計測実習室
対 象:電気技術科1・2年生(計32名)
内 容: 〔講義①〕...「仕事に対する心構えについて」
講師;㈲村上水道工業所 代表取締役 村上 昇治
〔講義②〕...「空調衛生設備業について(DVD上映)」
講師;㈱松原水道工業所 代表取締役 亀岡 慎
〔体験実習〕...塩化ビニルパイプを用いた配管作業
指導;㈱明成、㈱平和設備、㈱松原水道工業所、恒和設備工業㈱、
㈲中村設備、㈲村上水道工業所、㈱土居鉄工所
八幡浜工業高校に講師を派遣して、電気技術科の生徒を2年ぶりに対象にする出前授業を実施しました。
今年も同校の萬奥先生による進行で最初に生徒達からの元気な挨拶をもらい、協会側は土居会長が「当校の本館が建設中だった平成22年度に、協会にとって初めてとなる出前授業をここで実施してから今回当校は10回目、八幡浜工業高校との縁の深さを感じています。高校生と違って企業が求める社会人は、自分で考えて仕事を進めることができる人であること、元気に相手の目を見て挨拶できる人なので、この2点を意識して高校生活を過ごして下さい。今日、協会メンバーは真剣にやりますけれど、皆さんは楽しく受講して欲しいです。」と話して授業に入りました。
続いての講義は、授業時間を今年は高校側が長めに確保してくれたこともあり、協会も珍しく講師2人体制です。
まずは八幡浜市で会社を経営し、本人及び同社で働くご子息2人が当校卒業という村上(昇)技術委員が、生徒達が社会で働くとことに備え、高校生時代にしておけば良いこと2点、就職したら初期に心がけると良いこと3点を、自身の体験交えつつ語り、締めでは立派な技術を持つ社会人になって、将来的にはできるだけ南予で就職して欲しいと呼びかけ、これに頷く生徒も数多くいました。
次に亀岡技術副委員長が、「配管技能者」をクローズアップしたビデオを上映し、生徒達に馴染みが少ないと思われる専門用語などを一通り解説後、技術委員会7名が直接指導する塩化ビニルパイプ配管の作業実習に入りました。
ペアを組んだ生徒達は、図面を見て切り出すべきパイプ長の計算実習をした後、技術委員から塩ビ管の切断、面取り、接着の方法を一通り教わり、作業中は委員から助言や組み立てミスへの支援を受けながら作業を進めて全てのペアが課題を完成させ、うち精度の高い2組の作を合体させてみると最終形として棚の骨格が現れました。
作業を終えた生徒達が清掃まで済ませた終了時、生徒代表から「今日の授業は、進路選択の良い経験になるとともに、社会人になっても役立てたいです。」と嬉しい言葉が述べられました。漆黒の夜明け前に県内各地を発って八幡浜工業高校へ参集すると、幸運にも眼前に二重の虹(ダブルレインボー)を見ることができた協会メンバーには喜び倍増の言葉でした。