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2024年12月20日 [その他]

女性技術者による建設業の魅力発信セミナーを2年ぶりに開催

日時:令和6年1220()  11001145

場所:松山工業高校 本館2階 大会議室

参加:同校の女子生徒(1・2年生) 69

内容:〔演題〕「建設業界で働く」

     〔講師〕重松兄弟設備㈱ 設計部 仲岡 真那美さん(同校繊維科 平成27(2015)年卒業)

     〔講師助手〕 〃    工務部 高田 紗那さん

 

 当協会では、令和4年度に初めて「女性技術者による建設業の魅力発信セミナー」を女子生徒が多数在校する松山工業高校において、進路を考える1・2年の女子生徒に向けて実施し、以降2年ごとに開けば同校全ての女子生徒を順次対象化できるとの考えに基づき、今年度の開催はその2回目となるものです。

 

 はじめに、土居会長が「多数集ってもらい、ありがとうございます。先生方のご尽力で開催できるこのセミナーは、卒業生から業界の話しを気楽に聞いてもらう形です。

建設業界では2025年問題、いわゆる団塊の世代の大量退職に対し、どうやって若い人に入ってもらうか、トップが自覚を持って取り組むべきで、特に女性が活躍できるよう、育児休暇も取り易い業界に変わらなければいけません。当協会では、資格取得の支援など、当校を対象に各種活動をしており、本日も卒業時や県外からの帰郷時に協会を思い出してもらえるようなセミナーにしたいと思います。」と挨拶しました。

 

 続いては本日の主役で2度目の講師役、仲岡さんの講演です。初開催時は話の流れに沿ったキーワードを羅列したA4のレジュメ1枚を配布し、聞き手の女子生徒はそれに目を落とすだけでしたが、今回は手元には、忙しい中を仲岡さんが作成したパワーポイントによるカラー資料11枚が綴じて配られ、それと同じスライドに加えて自身の作図から起こした3D画像や短編ビデオを、講師補助の高田さんによるパソコン操作で前方スクリーンに上映しつつ話が進められました。

 

 講演は、「建設業とは」、「設備工事業とは」、「現場での経験」、「就業者数の動向」、「女性の比率と少ない理由」、「働き方改革」と分けて展開されていき、現場の経験では、10階クラスのビルが下層から上へと建設が進み、最後の9階以上になった頃はエレベーターも未完故に階段登りが大変で、2、3回休憩しながらだったこと、卒業した繊維科と縁が無い今の会社を選んだ中で、条件面は給料と福利厚生を重視した一方、通勤距離・時間に関して妥協したことなど、自身の体験も多く語ってくれました。

 そして最後に、建設業は国家資格を数多く取れる業界であり、興味を持って調べてみて欲しいと女子生徒に呼びかけました。

 

 質疑では、∇卒業学科と縁の無い業界に入った際、何をどのように学んでいったのか、∇人の目に付き難い設備業で何にやりがいを感じるか、∇高校時代にやっておいた方が良いこととは何か、∇CAD図面作成に要する時間はどれ位か、といった問いかけに仲岡さんなりの答えを返していったほか、終了時には、協会の出前授業講師を務める同校OBの亀岡理事からは、時間がかかっても業界は変わらないといけないといった経営者の声も伝えました。

 

 参加者にお願いしたアンケート結果を見ると、女子生徒達からは内容的にも好反応・高評価を得られたことが分かり、講師役の仲岡さんと補助役の高岡さんには感謝しきりのセミナーとなりました。ありがとうございました。

 

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