熊本地震復旧支援活動に参加して
㈱三枝工業 山内 英次
去る5月に熊本地震に伴う復旧支援活動に従事してきました。活動先は熊本県東北部に位置する阿蘇市。私達の班編成は松山市公営企業局職員様(2名)、新居浜市水道課職員様(2名)、そして松山市管工事業共同組合(5名)の合計9名で活動です。
現地での活動内容は、同行していた役所の方が公道面漏水調査を行い漏水箇所発見後、私達作業員が漏水箇所の修繕を行うものです。漏水調査は本管の水圧が低いのもあり、また激しい雨天や風で漏水探査が非常に困難なようでした。復旧修繕作業は難しい内容もなく、同行したメンバーも青年部当時から気心も知れていてチームワークよく無駄のない作業が進められたと思います。
阿蘇市は観光と農業の街だそうです。街から望む阿蘇外輪山は複数個所の斜面崩壊で山肌が傷つきあらわになり、変わってしまった景観を地元の方は悲しんでおられました。水道管の復旧は資材と労力があれば元通りになると思いますが、変わってしまった景観はもう元には戻りません。地元の方々とのふれあいの中で言葉を失った瞬間でした。
私はバイカーです。次回訪れる阿蘇市は仲間を誘ってツーリングに行き観光復興に少しでも貢献できればと思います。
がんばろう熊本。がんばろう阿蘇市。
支援活動従事者(松山市管工事業共同組合)
㈱大塚水道 大塚 武志(班長)、㈲和泉水道工業所 和泉 吉明、
㈱共進建設 日越 栄雄、㈲セキヤ設備 山田 浩司、㈱三枝工業 山内 英次
従事期間 平成28年5月5日~5月12日
【阿蘇市内から望む崩落斜面】
【DIP φ150復旧状況 】