日 時:令和5年2月2日(木) 9:55~12:45
場 所:松山工業高校 第3教棟2階 化学分析実習室
対 象:工業化学科1年生 40名
内 容:〔講 義〕「空調衛生設備業について」
講師;㈱松原水道工業所 代表取締役 亀岡 慎 氏
〔体験実習〕塩化ビニルパイプを用いた配管作業
指導;㈱明成、㈱平和設備、㈱松原水道工業所
㈱恒和設備工業、㈲中村設備
松山工業高校で「えひめ未来マイスター育成事業(匠の技教室)」に講師を派遣する2年ぶりの出前授業を実施しました。
同校の米田先生の進行により1限目が始まり、土居会長が「松山工業高校での出前授業は今回で6回目になります。皆さんは今、いろいろな人と出会え、仲間づくりのできる時期です。その貴重な時間を割いて授業をさせてもらうからには、ここに居る技術委員が一丸となって皆さんに良かったと言ってもらえるよう頑張りますので、本日はよろしく。」と挨拶しました。
続いては亀岡技術委員が、空調衛生設備業に興味を持ってもらうための講義です。同氏は、話のつかみに話題のテレビドラマ「サイレント」の感想を交えながら、「空調衛生設備業は、エアコンなどの空気調和設備、水道・トイレなどの給排水衛生設備を外から見えないように工事し、建物を人が暮らすことができる生活空間に変える仕事、そしてライフラインを守る仕事なのです。」と説明するとともに、日空衛制作のリクルートビデオを上映し、業界の仕事と魅力を紹介しました。
休憩を挟んでの2・3限目は、技術委員5名が指導する塩化ビニルパイプを用いた配管作業の体験実習です。
生徒は二人一組となり、設計図を基に切り出すべきパイプの長さを計算した後、技術委員から切断、面取り、接着の方法を一通り教わって作業に入りました。普段見ることもない道具や材料が多く、初めは触るのもこわごわ、戸惑いながらでしたが、技術委員や先生たちからの助言をもらうことで、しだいに作業のコツと面白さが分かり出し、パイプの切断役と押さえ役など工程ごとで二人が役割を相談しながら、和やかにワイワイと作業を進め、時間内に5組ほどが管路を図面どおり組み上げました。
授業の最後には、生徒代表から「給排水のパイプなどの構築物への視点が変わるとともに、仕事や働くとはどういうことかも知ることができました。ありがとうございました。」との感謝の言葉をもらうことができ、事前の準備から指導までを担った技術委員の活動が報われた良い一日となりました。