日 時:令和2年9月18日(金)、9:30~16:30
場 所:松山市管工事業協同組合 3階会議室
講 師:労働安全コンサルタント 山本 昌弘 氏
参加者:13社28名
令和2年度第1回目のCPD講習会は、労働安全衛生法施行令の改正に伴い、墜落制止用器具として認められたフルハーネス型を使用する際に受講が義務付けられた「安全衛生特別教育」を行いました。
講師には、労働安全コンサルタントの山本昌弘氏をお迎えし、安全衛生特別教育規程に定められたカリキュラムに沿って講習を行っていただきました。
はじめに、土居会長が「今日は、工事現場で最も大切な安全対策に関する講習会です。労働災害の原因として最も多いのは墜落事故で、“まあこの程度はいいか”というような、ちょっとした気の緩みが事故につながります。今日の講習をしっかりと理解して安全対策に十分活かしてください。」とあいさつしました。
午前の部では、死亡災害が一番多く発生しているのは建設業であり、その中で墜落事故が4分の1を占めていることを踏まえ、高所作業の方法や設備に関する基礎知識、フルハーネス型墜落制止用器具の種類・構造・使い方などについて、動画も交えながら説明していただきました。
また午後の部では、引き続きフルハーネスの装着方法やランヤードの取付け設備への取付け方法について、正しい方法と誤った方法を力学的な根拠も示しながらわかりやすく教えていただきました。
さらに、労働災害の防止に関して、足場や親綱などの墜落防止措置、落下物による危険防止措置、感電防止措置、熱中症対策などをお話しいただくとともに、労働安全衛生法や労働安全衛生規則などの関係法令についても丁寧にお教えいただきました。
そして最後に、参加者が一人ずつフルハーネスの装着と2丁掛けの実習を行って一日の講習を終え、受講者全員に修了証をお渡ししました。
山本講師には、大変お忙しい中で快く講師をお引き受けいただき、誠にありがとうございました。
参加された会員の皆さん、長時間お疲れさまでした。