熊本での応急復旧支援
(株)明成 佐藤 隆史
本震後2週間、いまだ余震が治まらず震度1以上の余震が1000回を超えたという状況のなか、愛媛県管工事協同組合連合会の櫻井会長からの要請により、熊本地方の給水管応急復旧支援に行ってきました。
今回の支援活動では、配水管通水復旧後の配水管および給水管の漏水修理を目的として、地元の管工事組合会員企業の応援として現地活動を行いました。やはり、漏水原因の多数は老朽管の破損(とくに鋼管)ついで塩ビ管の破損という状況でした。
一日に数件の修繕を行い、4日間作業にあたりました。一緒に同行させてもらった地元業者の方たちの震災後の復旧活動の様子も教えていただきました。地震発生後、直ちに配水管の漏水修繕に取り掛かって、作業中に震度7の本震を受けながらほぼ48時間連続で作業に就いたとのことでした。作業員はもちろん、水道局も含め皆が必死の状況であったことがひしひしと伝わってきたことを鮮明に記憶しています。
そうした中、今回の活動を通じ有事の際の我々のなすべき仕事について改めて参考とすることも理解する機会になったと思いますし、各自治体の給水管の施工方法の多種多様なところについても不思議さを実感しつつ取り上げ辛い問題でないかと思い直す場にもなりました。
有事の際の指揮命令系統、伝票の錯綜、作業員の確保等、大変重要な経験をつませていただきました。熊本の皆さんには早く地震以前の生活に戻れることをお祈りいたします。地元管工事業者の皆さまにはまだまだ続く復旧活動のご尽力に敬意を表すと共に激励を申し上げます。
がまだすばい! 熊本