日 時:令和7年1月20日(月) 13:50~15:40
場 所:松山工業高校 第3教棟2階 化学分析実習室
対 象:工業化学科1年生 36名
内 容:〔講 義〕「空調衛生設備業について」
講師;㈱松原水道工業所 代表取締役 亀岡 慎 氏
〔体験実習〕塩化ビニルパイプを用いた配管作業
指導;㈱明成、㈱平和設備、㈱松原水道工業所、㈱三枝工業、
㈱恒和設備工業、㈲中村設備、㈲村上水道工業所、㈱八木設備
松山工業高校の「えひめ未来マイスター育成事業(匠の技教室)」に講師を派遣する出前授業を実施しました。これまでは午前中3時限の授業でしたが、今年度は学校側の都合により7回目にして初めて午後2時限の短め開催となり、講義の時間短縮や実習体制を生徒二人一組から四人一組にするなど、協会側も実施内容の見直しを図っての授業です。
同校の米田先生の進行で授業が始まり、最初に土居会長が「1年生の皆さんは業界のことを知らないと思うが、2・3年生の中には2級管工事施工管理技術検定に対する当協会の受検準備講習会といった支援を受けて、今年度も素晴らしく高い合格率を達成した先輩が多数いるので、本日をきっかけとして業界の国家資格にもチャレンジして欲しい。授業を楽しんでもらえるよう協会側も頑張ります。」と挨拶しました。
続いて亀岡技術副委員長が講師となって、空調衛生設備業を知ってもらうためのビデオを上映後、業界の仕事と魅力をスライドで紹介し、技術委員8名が指導する塩化ビニルパイプを用いた配管作業の実習に移りました。
四人一組で作業机を囲んだ生徒は、設計図を基に切り出すべきパイプの長さの計算方法を学んだ後、技術委員から切断、面取り、接着までの手順を一通り教わり、作業に入りました。技術委員や学校の先生らから助言をもらってコツを着実につかんでいった生徒たちは、課題に対する人手がこれまでの2倍になったこともあり、賑やかな中にも効率的な製作を進めました。想定を大きく上回る驚異的早さで完成させた組や、組み立て精度が高い完成品2つを組み合わせて棚まで形作ることができた組も現れるなど、全ての組が時間内に完成させました。
授業の最後には、生徒代表から「業界のことを知ることができ、今日の経験を将来の進路を考えるのに役立てたいと思います。」との嬉しい言葉を贈られ、会長や技術委員の熱意が伝わった思える良い一日となりました。