日 時:令和5年9月30日(土) 10:00~14:30
場 所:〔ボランティア〕久万高原町下畑野川の町有地「嵯峨山 森林公園」
〔昼食・交流活動〕「ふるさと旅行村」・ぶどう狩り「竹森ガーデン」
参加者:会員家族、愛媛県・久万高原町職員など 合計56名
日中の暑さが一向に衰えず、秋はどこにとの思いが去来する中、今年も久万高原町で森林ボランティア活動を行いました。
この活動は、平成23年に愛媛県、久万高原町、当協会の三者で『「水と空気の愛の森」森づくり活動協定書』を締結し、東日本大震災からの復興も願って同年11月に山桜16本の植樹をして以来ずっと継続してきた恒例行事です。コロナ禍も一段落した今年は、久しぶりに東北から避難されてきた方々が中心に設立したNPO法人「えひめ311」からも2名が参加されました。
はじめに、土居会長が「第1回目は13名で始まり、本日は50名超えと盛大になりましたが、協会広報委員や町職員の皆さんの事前準備のおかげで良い活動ができています。今夏は猛暑続きで、地球が悲鳴をあげている、泣いている様にも思え、温暖化対策やカーボンニュートラルの取り組みを地道に進める必要があります。県や町、当協会が一緒になって緑を守る活動を続けましょう。」と挨拶しました。
続いて愛媛県中予地方局の久万高原森林林業課職員、小野課長など久万高原町林業戦略課職員の皆さんを紹介した後、参加者全員の記念撮影を行い作業に入りました。
作業内容は昨年と同様、初期に整備した園路(遊歩道)の補修や、散策の邪魔になる立木の枝打ちといった維持管理系です。中でも腐食して着座が危険な木製組み立て椅子を撤去、防腐塗装したひざ丈ほどの丸太を切り株状に置いて代替の椅子にして、子どもたちに丸太側面へペイントマーカーで絵を描いてもらうことを目玉作業としました。
参加を重ねた方が多いためか、園路の木材チップの撒き直しや枝打ちといった作業は、必要とする箇所で手際良く進められ、また子どもたちの丸太椅子への絵描きも、親御さんらの上手なサポートで、思い思いの絵が個性豊かなタッチで色鮮やかに描かれ、完成した椅子を園路に沿って置いたことで、約1時間の作業は全て無事に終了しました。
この後は、「ふるさと旅行村」でバーベキューの昼食を楽しみ、続いて「竹森ガーデン」のぶどう狩りで交流を深め、久万高原町の秋到来を味覚で感じながら解散となりました。
目玉作業実現に向けてお忙しい中を丸太収集や防腐剤塗布などの下準備をしてくれた久万高原町職員の皆さん、そして後始末まで作業に加わっていただいた愛媛県職員や会員家族など参加の皆さん、本当にお疲れ様でした。
また、円滑に活動が進むよう、事前の打合せや準備作業に奔走した広報委員の皆さん、今年もドローン撮影にご協力いただいた三枝工業の山内さん、大変お世話になりました。お陰様で、良い活動ができました。