日 時:令和5年3月10日(金) 13:55~15:45
場 所:八幡浜工業高校 第1教棟2階 計測実習室
対 象:電気技術科2年生 17名
内 容:〔講 義〕「空調衛生設備業について」
講師;㈱松原水道工業所 代表取締役 亀岡 慎 氏
〔体験実習〕塩化ビニルパイプを用いた配管作業
指導;㈱明成、㈱平和設備、㈱松原水道工業所
㈲中村設備、㈱土居鉄工所
八幡浜工業高校に講師を派遣して2年ぶりの出前授業を実施しました。
授業は、当校の長田先生による進行に従って進められ、冒頭では土居会長から「初めて出前授業したのは平成22年度の八幡浜工業高校で、今回が県下最多を数える8回目になります。最初の頃は協会側が一方的に話すだけの講話スタイルでした。数年前から皆さんに体験してもらうことを重視した実習を取り入れており、『今日は楽しかった、面白かった』と感じてもらえるよう、横に並ぶ協会の5人が頑張りますので、よろしくお願いします。」との挨拶がありました。
続いて講義です。前回の当校授業より今回は全体で1時限短いため、講師役の亀岡技術委員が空調衛生設備業を解説後、業界に就職した若人を特集する日空衛制作リクルートビデオを上映と、講義は仕事内容と魅力の紹介に絞って手短に終えました。
次は、技術委員5名が直接指導する塩化ビニルパイプを用いた配管作業の実習です。
二人一組の生徒は、まず設計図を見て切り出すべきパイプの長さ計算を実行後、技術委員から切断、面取り、接着の方法を一通り教わり、いよいよ作業に入りました。技術委員や学校の先生たちから助言をもらったり、時には失敗部分を手直ししてもらったりしながら、二人が役割を交替する組や、固定化した組が出現するなど、組ごとに特徴を出して作業は進められ、なんと2組が完成にこぎつけました。
授業を終え、生徒代表からは「配管などの仕事は、目にすることも少なく馴染みがなかったのですが、大切だと知ることができました。今日の授業を、これから役立てていきたいです。」と感謝の言葉をもらえるとともに、かなり短い実習時間でありながら、寸法計算を正確にした組は多数、組み立てを完成させた組が2組も出現など、一般的にみれば空調衛生設備業に縁のなさそうな電気技術科の生徒が発揮した底力と、宮地校長や学科の枠を超えて参加された先生たちの情熱に、協会側全員が驚かされた一日でした。
(掲載許可番号:d20230317-01)