日 時:令和4年8月2日(火)
場 所:愛媛県窯業技術センター(砥部町)
参加者:53名
8月2日(火)、コロナ禍の影響で3年ぶりとなる「夏休み親子施設見学会」を開催しました。
この行事は、愛空衛の会員企業が建設に携わった施設が実際に多くの人に使われ、社会に役に立っている様子を、会員関係者親子が見学するもので、今年は、伊予郡砥部町の愛媛県産業技術研究所 窯業技術センターで開催し、日本中が猛暑の話題で沸く中、大人と子供合わせて53名が参加しました。
同センターは、令和元年に砥部町内において新築・移転された施設で、愛媛県が誇る砥部焼や菊間瓦といった伝統工芸品の魅力や製品力の向上などの研究をしています。
見学会では、まず当協会の土居会長から「平成27年に初めて宇和町のオフサイトセンターで親子見学を行って以来、毎年実施していたのですが、今回は久しぶりの開催です。ぜひ夏の思い出に楽しんでください。」とのあいさつがあり、窯業技術センターの菅センター長が案内・説明を担当する班と首藤主任研究員が担当する班の二手に分かれて見学ツアーがスタートしました。
施設を一巡しながら原料の石から焼き上がりまで陶磁器ができる流れと研究の概要を教えてもらい、ろくろを回してお椀の形にする実演や膨大な数の釉薬の色見本、瓦の耐震性を調べる実験機械が動く様子など、普段は見ることができない研究施設の内側を見ることができました。
さらにコース途中、屋外の井戸水給水加圧ユニット前では、衛生設備の工事をされた㈱ホーム設備の門田部長さんと佐川課長さんから、井戸を掘った後に地下水をセンター各箇所へ給水する機能を整備した井水工事の説明があり、本館2階の研修室内では、空調設備の工事をされた北四国エアコン㈱の水元部長さんから、冷暖房設備と換気設備の役割について説明を受けた後に大きな室外機も本館屋外で見るなどして、管工事の重要性を再認識できました。
暑い中、子どもたちにもわかりやすく説明してくれた菅センター長と首藤主任研究員、門田部長さんと佐川課長さん、水元部長さん、本当にありがとうございました。
施設見学の終了後には、近くの「砥部焼観光センター 炎の里」で素焼きのお皿への絵付け体験を行い、さらには「マテラの森」に移動してバーベキューでの昼食と、親子が、面白くて美味しい夏休みのひとときを過ごしました。