日 時:令和3年1月19日(火)、9:55~12:45
場 所:松山工業高校 第3教棟2階 化学分析実習室
対 象:工業化学科2年生 37名
内 容:〔講 義〕「空調衛生設備業について」
講師;㈱松原水道工業所 代表取締役 亀岡 慎
〔体験実習〕塩化ビニルパイプを用いた配管作業
指導;㈱明成、㈱平和設備、㈱三枝工業、㈱松原水道工業所
㈱恒和設備工業、㈲中村設備
松山工業高校で出前授業を実施しました。
はじめに、土居会長が「この出前授業は、私たちの協会が2011年から行っているもので、松山工業高校での実施は5回目になります。今日は普段の実習とは全く違った内容になりますが、皆さんにとって楽しい授業になるよう期待しています。」と挨拶しました。
1限目は、当協会技術委員の亀岡氏が講義を行い、「空調衛生設備業とは、エアコンなどの空調設備、水道・トイレなどの給排水・衛生設備の工事を行う仕事で、外から見えにくいですが、すべての建物はこれらの設備があってはじめて快適に利用することができます。私たちの仕事は建物に命を吹き込む大切な仕事です。」と説明したほか、日空衛のリクルートビデオも上映し、業界の仕事と魅力を紹介しました。
続いて2・3限目では、技術委員6名の指導のもと、塩化ビニルを用いた配管作業の体験実習を行いました。
二人一組になり、まず設計図からパイプの長さを計算した後、協力しながら切断・接着・組立の工程に沿って作業をしました。見るも触るも初めての道具や材料を前にして、戸惑いながらのスタートでしたが、だんだん要領がわかってくると面白さが沸いてきて、掛け声で力を合わせる姿やパーツができた時の満面の笑顔も見られるなど、明るく和やかな雰囲気で進めることができました。
最後に、代表の生徒さんから「丁寧に指導していただき、楽しく貴重な経験ができました。これからも勉強や実習に一生懸命頑張りたいと思います。どうもありがとうございました。」とお礼の挨拶があり、今回の出前授業を終えました。
体験実習では、結果的に時間内に完成できた組は少なかったものの、生徒さんたちは休憩時間も忘れるほど作業に熱中していました。まさに土居会長の期待どおりに“楽しい”授業となり、ものづくりの魅力や楽しさを実感していただけたのではないかと思います。
事前準備から当日の指導まで行っていただいた技術委員の皆さん、大変お疲れ様でした。