日時:平成26年8月3日(日)
場所:ポリテクセンター愛媛
内容:親子ものづくり体験コーナー(対象:小学4~6年及び保護者)
ミニものづくり体験コーナー(対象:小学1~6年、保護者同伴なしで参加可能)
施設見学/デモ
当協会からは、佐藤会長ご夫婦、門田委員長が視察見学しました。
『ポリテクセンター愛媛の「親子ものづくり体験教室」の見学をして』 会長 佐藤 守成
この日は台風12号の影響により、一昨日から四国を中心とした大雨が続いており、各種の警報の発令で、継続した警戒を呼び掛けられ、各地で寸断した列車の運行停止もあり、高速道路も通行止めが報じられて、気象条件が非常に悪い日となった。
ポリテクセンター愛媛にて「親子ものづくり体験教室」が開催される日であり、見学に行くつもりで思案はするものの、屋外の雨量から判断すると余程の用事のある者以外は、出かける気持ちにはなれないだろうと思ってもみたり。あまり遠出をすれば、過去に2度の床下浸水も経験済みでもあり、留守にするにも不安でもあった。
時間が進むのを見計らって、一緒に見学に行く約束をしていた㈱ホーム設備の門田社長に松山市の様子を聞くために電話してみると、宇和島の天候とは対照的に通常の雨の日との事であった。思い切って出向くことにして、女房も家に居ても心配するより一緒に行くと言う事で家を出た。
念のためにポリテクセンターにも電話を入れてみると、既に開会式も済んで参加者の受付が行われているとの事であった。
開催場所に着けば、駐車場には多くの車が止めてあるのにもかかわらず、人影は殆ど見えず、普段と様子が違うのに戸惑いながら、施設内を探しているうちに、親子の参加者らしき人達の姿が見つかり、ほっとした思いで受付場所に行く事が出来た。数人が手続き作業を係員と言葉を交わしながら行っていた。子供達も先になって申込み用紙に書き入れをしており、はやる気持ちが振る舞いに表れていた。
ものづくり作業は、廊下の一部でも、槌音を響かせながら職員さんの指導を受けて親子が取り組んでいた。銅の平板を使って独自の皿を作っている。
教室内でも、大勢で同じ物を作っている様子が、ドアの小窓から狭い範囲ではあるがうかがう事が出来た。
廊下にて人の動きを眺めていると、丁度立っている教室のドアが開き、訓練課の小笠原係長が廊下に出て来られたので、挨拶をする事も出来て、会場内の状況を教えてもらう事が出来た。
大広間に案内されて室内に入って見ると、室内に配置した各テーブルに親子の集団が数人毎に分散し、小物の製作に取り組んでいた。母親づれが多く、子供が懸命に工夫しながら手先を動かし、指導員の手さばきを見習うべき努力している表情は、ほほえましく癒される風景である。
会場内に居られた平賀課長とも挨拶をし、会話を交わしていると、既に来場していた門田社長も見学を一通り済ませているようで、互いに慰労の言葉を交わし合った。直に感想の弁を聞くことが出来たが、「来てみて良かった」との事で、無理に頼んだ事が、その言葉で安心もし、有難く思った。
平賀課長も多忙な中を、それぞれのテーブルでの製作説明をして頂き、見て回る事が出来た。飾らない無心に取り組んでいる親子の姿には自然に応援をしたくなる。声を掛けても無邪気に楽しんでいる表情は清々しいものであった。
ペットボトルを使ったソーラーカーを作り、機能チェックを試みている4年生位の男児がいた。出来栄えを褒めてあげると満足そうに部品の機能を動かし、走らせて見せてくれた。我々も技術革新は無縁ではないが、驚くばかりである。門田社長と嫁と3人は初めての参加であったが、子供達と家族の純粋な時間は夏休みの良い思い出となる事であろうと、心の安らぎを感じたものだった。
平賀課長にも別れ際に開催の苦労話をお聞きしましたが、準備の段階から全て終わるまで、その労は想像をはるかに越えたものであろうと思います。目に見えない部分を察すると、他事とは思えず、身近に催しがある場合には、出来る限り不用不急の件は繰り合わせ、短い時間でものぞいて見る事に日頃より心掛けて居ります。
この度はポリテクセンターの職員の方々には親切な案内をして頂き、お世話になりました事有難く思って居ります。
我々の仲間にも若い人達で、年の見合う子供さんが居る家族には、次の機会には是非とも参加されるよう勧めたいものです。