日 時:令和5年10月12日(木) 13:00~16:30
場 所:松山市管工事業協同組合 3階会議室、駐車場
講 師:(株)エヌ・エス・ピー 本社企画部 岩崎 孝規 氏
参加者:15社25名
岐阜県の(株)エヌ・エス・ピー本社から遠路はるばる岩崎氏にお越しいただき、土木工事に使われてきた自動追尾ステーションを設備工事に導入する方法を中心に、今回はせっかくの機会ということで2時限目を設定してバックホウの多機能化の状況も含めた技術動向を学ぶためのCPD講習会を開催しました。
はじめに、土居会長から「この業界は、一流の技術者を育てていくことが大きな課題の一つで、いろいろな形で勉強が必要。工業高校を卒業して10年近く経っても一人前への入口で初心者マークが取れたとは言えず、応用問題を解く力を付けてもらう必要がある。判断できる現場責任者が居ることで企業が成り立つと考え、応用問題を解けるよう勉強したことを現場などで磨いてもらいたい。」との挨拶がありました。
1時限目は、「測量機器を活用したICT」による効率化・省人化がテーマです。建築業界の人手不足対策に必須の効率化・省人化に向けて、土木工事に用いられる自動追尾ステーションを設備工事の現場に導入する事例が出てきていること、簡単なデータを事前に測量機器へ入力すると現場では機械の指示どおりに動くだけで位置出しが行えることなど、その活用事例を含めて知ることができました。
座学の後は、実機の操作体験に移り、最新機器を扱う上でのコツと注意点を学びました。
2時限目は、「バックホウの多機能化」による効率化・省人化がテーマです。こちらも、チルトローテータ-を装着することで多機能化したバックホウの実例紹介と実機操作体験を通じ、手作業を回避できたり、車体移動やバケット交換すること無く作業を続けられたりといった、効率化・省人化に結びつく機能を体感することができました。
最新の計測機器やバックホウをわざわざ会場へ搬入するとともに、岩崎講師をはじめ、実機操作指導のため小木曽氏ほか2名も派遣するなどして松山で学ぶ機会を提供いただいた(株)エヌ・エス・ピー様、大変ありがとうございました。