日 時:平成29年12月7日(木) 9:55~12:45
場 所:愛媛県立松山工業高等学校 第1教棟2階121教室
対 象:建築科 2年生 40名
内 容:空調衛生設備業の説明・講演(講師:㈱松原水道工業所 亀岡 慎)
配管工事の体験学習(指導:㈱平和設備 二神、㈱三枝工業 山内、
㈱松原水道工業所 亀岡、㈱勝山水道工業所 山野)
クイズ(土居会長)
今年(平成29年)6月にカラーLED複合機(約30万円)を贈呈した松山工業高校で、建築科2年生40名を対象に、午前中の3時限(3コマ)を使い、技術委員が講師となって、体験実習を含む出前授業を行いました。
出前授業の冒頭に、土居会長が発想力や図解力等を問うクイズを生徒全員に出題し、出前授業終了時に正解者の中から、男子生徒、女子生徒各1名にみきゃんのぬいぐるみをプレゼントするなど、全体を通じ、楽しい雰囲気で行われました。
第1時限目は、生徒に空調衛生設備業とはどういうものかを理解してもらうため、日空衛作成のPRビデオ技術者編を見てもらい、それから同校建築科の卒業生である亀岡技術委員が講師となり、建物が出来ても設備がなければただの箱であり人が使えないなど、この業界が担っている水や空気の設備工事の重要性を説明しました。また、自身の高校卒業後の仕事経歴や、俗に3Kと呼ばれることもある仕事の大変さ、最近はそれを是正し若い人が入職しやすいよう業界全体で休日の確保等働き方改革に取り組んでいることなども紹介しました。
2時限、3時限では実際の図面をみて、塩化ビニルパイプから製品を完成させる体験学習を行いました。生徒2人一組となり、図面を見て、必要寸法を計算し、材料を適当な長さに切断することから始まり、接着剤を塗布し必要部品を組み立て完成させる作業を、協会技術委員の指導を受けながら行いました。完成品の中には、少し?と思うものなどもあり、それらを含めて、ものを作る楽しさが生徒の表情に溢れた体験学習となりました。
今までの講話中心の出前授業を一歩進め、体験学習を企画された技術委員の皆さんにとっては、内容検討から事前準備、当日の指導と大変でしたが、作業中の生徒の表情を見て、本当に苦労が報われた出前授業でした。